低コスト稲作をめざして!直播栽培 作業@


 低コスト(経費をかけず)で、おいしい米作りへの挑戦。ということで、庄内こめ工房では数年前より徐々に"直播栽培"に取り組んでいます。年々、取り組む生産者もふえ、栽培方法の1つとしてやっています。
ここでは、はじめに行う、種もみの鉄コーティング作業を紹介します。

 鉄コーティングとは、育苗せずに、田んぼに種もみを直接播く"直播栽培"ですが、鳥に食べられたり、水に流されず、土にしっかり根を張るように、鉄粉を種籾にコーティングします。




種もみを数日一定の温度の水につけます。(積算温度40〜60度)
 発芽してしまうと、コーティングできなくなるので、注意します。 
水をきり、コーティング作業始めます。

 コーディングマシンに種もみを入れます。

 鉄粉・焼石膏・水を準備し始めます。

 ローリングマシンを動かし、噴霧器で水をたっぷり含ませます。

 
 鉄粉・焼石膏を混ぜたものを種もみに、少しずつまぶしていきます。
 噴霧器で水をかけつつ、へらを使い満遍なくまぜていきます。
 最後に焼石膏を入れ、混ぜ合わせます。



粉っぽさがなく、表面につやがある状態で完了です。

 コーティング後、シートの上に広げ発熱を防ぐため、酸化させます。


酸化中




コーティング後1週間ほどで、赤茶色に酸化します。




完全に酸化、乾燥した種もみは湿気に注意し、この状態で
長期保存できます。 次は田んぼの準備が始まります。